yoichigsh’s diary

Suwonでの日々

秋夕

秋夕の間、周りのお店がほとんど開いていなくて困っていたが、今日から再開しているところもあるようだ。今年度も丁度半分終わった。明日から後半戦再開。寒くなってきているので、体調を崩さないようにしたい。なんとか3ヶ月間韓国国内に連続滞在して健康保険に加入したいが、それまでに寒くなってしまうので、今から少し不安。

休みの間、あまり何にもできなかったので、早くリズムを取り戻したい。近くにカフェ兼食パン屋さんが新規オープンしたので、近いうちに行ってみたい。

涼しい

ボストンからD3とPDが帰ってきたので、研究室が賑やかになった。韓国に来て5ヶ月が経ったが、研究は難航している。次は超伝導のミクロ理論を勉強しなければならない。
もう完全に秋で、夜は窓を全て閉め切って寝ないといけない。気温が15度くらいまでは下がる。蝉の代わりに秋の虫が鳴いている。ソウルのオリンピック公園ではコスモスが咲いているらしい。そう言えば奈良の般若寺のコスモスはすごく綺麗だった。

POSTECH

今週は浦項で開かれたワークショップに参加した。初KTXも体験。韓国は山が多い。しかし日本の山のように杉や檜の人工林ではなく雑木林が多く目についた。これはとても新鮮。
浦項は田舎かと思ったが意外にも大都市だった。最近KTXが伸延されたそう。ワークショップでは顔見知りのPDの方がいて何をやっているのかとか雑談をした。POSTECHのキャンパスは広く、学生寮もきれいで立派だった。加速器施設もある。図書館にも行ったが、巨大だった。成均館の図書館に構造は似ていた。
元ボスからPOSTECHは良い環境だと聞いていたがその通りだった。

ソウルで議論

20代最後の年を一人で韓国で過ごすことになるとは大学に入った当時夢にも思わなかった。10年経てば色々変わる。周りの人も歳をとるし、環境も変わるのは当然か。
今日は午後からソウルで議論。朝電話があり、急遽参加することに。プロフェッサーハンは帰国間もないので疲れてそうだった。少し議論が噛み合わなかった。多分自分が文献を読み込めていないからだ。少し苛立たせてしまったかもしれない。
春からY君とやっている計算だが、現状の枠組みでは実験を再現できないことが決定的になった。違う方法で計算することになる。良い結果が得られればうれしいが。

秋の気配

朝晩は涼しくなり、夜も25℃を切るくらいまで気温が下がる。夕立の日は20℃近くまで下がるので寒いくらい。寒がりだが、KMAで気温や雨雲レーダをよく見ているので気温は本当。エアコンは8月頭の数日つけただけ。7月末も多分暑いだろう。日本に帰っていたので経験できなかった。日本でも鳴く蝉の種類が時期によって変わるように、韓国でも変わるのかも知れないが、ちょっとはっきりとは分からない。ミンミン蝉はあの鳴き方で鳴いているが、日本では聞かない種類の声も聞こえる。だからアレが鳴き出したとか、なかなくなったとかを判断しづらい。来年はもう少し判断できるかも。自分の中では、季節の移ろいを感じられることは生活していく上での一つの楽しみであり続けてきた。

光復節

土曜の午後からソウルに行ってきた。王宮や博物館などが全て無料だったので、景福宮周辺で一日遊んだ。とても広いので歩き疲れたが、一人だと休まずにどんどん歩いてしまう癖があり、へとへとになった。北の端の門からでるとブルーハウスを遠望できる場合にでたので、写真を撮った。ここがベストポジションとのこと。疲れたので地下鉄の駅へ直行。
景福宮のだだっ広い感じは藤原宮跡や平城宮跡とにた雰囲気を作り出していてよかった。故宮博物館では朝鮮王朝時代の王族のこども服など生活用品が展示されており興味深かった。

アフターファイブは超伝導

この計画は完全に頓挫した。両刀は無理だった。超伝導の方もやりたいことがあるのにできない。5月くらいまでは疲れ果てて超伝導どころではなく、6月以降はトポロジカル絶縁体や量子ホール状態の文献を読む時間になった。日中は進行中の研究に関する計算、背景の把握の時間だった。4月から加わり既に始まっていた研究に追いつくことと同時にY君と一緒に新たな計算を進めるのが6月に入る頃までは大変だった。
しかし、超伝導の方も本当にやらないといけない。あと、自分自身で進める研究を始めないと学会で発表できない。